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代表的な印刷方法の中で最もクオリティーが高く、現在主流とされる印刷方法です。
まずパソコンのデータからフィルム(ポジor ネガ)を出力し、そのフィルムからPS版といわれる刷版に焼き付けます。そして、そのPS版を直接印刷機にセットし、印刷していきます。最近では、オフセット印刷の中でも、特にCTP方式が主流になりつつあります。
・CTP
通常の製版工程は「データ→フィルム→PS版」となりますが、CTPの場合「データ→PS版」と、フィルム出力を省くことができます。工程がひとつなくなることで時間の短縮もできるため、PS版を使用する方式に比べCTP方式の採用が増えるでしょう。
ゴムのような素材の樹脂版をハンコのように押して印刷する「昔ながらの印刷方式」です。グラデーションやベタ塗り、色のかけ合わせといった表現が苦手で、一般的に名刺・封筒・便箋などの単色印刷に使用されます。文字や線のみの簡易印刷の場合はオフセット印刷よりも安価です。その反面、印刷のクオリティーに限界があるという弱点があります。
業務用のプリンターを使用した、現在最も新しい印刷方式です。性能はピンキリですが、家庭用プリンターとは違い、それなりのクオリティーを出すものだと価格は500万円以上にもなります。カラー印刷の場合、クオリティー的に問題ないレベルではありますが、やはりオフセット印刷にはかないません。「要求があり次第(オンデマンド)」迅速に印刷する方法で、主に数十潤オ数百部という少部数のカラー印刷に適しています。複写の伝票にはあまり利用されていません。
手書伝票の製本方法には、糊だけで製本する「糊製本」と、ホチキスで2点留めする「綴じ製本」があります。
糊製本は、控えをファイルに綴じて保管するため、一般的にファイリング用の穴を開けます。
一方綴じ製本は、会社控えを冊子の状態で保存するときに選ばれます。この場合は糊製本とは違い、会社控えとなる1枚目を除き2枚目以降にミシン目を入れることで切り取れるようになっています。下敷きを付けたいときは、主にこの綴じ製本が用いられます。伝票一番の伝票は両方式の使用方法にて対応しています。
丁合機
バースター
コレーター
印刷した紙を複写の順番に並べ組み合わせることです。まれに手で取ることもありますが、通常は丁合機やバースター、コレーターで行ないます。
丁合機 | シートで印刷された物を機械上に並べ組み合わせます。設定した組数で表・裏表紙が自動で入ります。それ以上の仕事はできません。 |
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バースター | ロール紙で印刷し、1シートごとにミシン加工した物を複写の順番に機械上に並べ、組み合わせながらミシン目で切っていきます。弊社ではこの機械を加工し、連続No.やパンチ穴、設定した組数で表・裏表紙が自動で入るようにしました。 |
コレーター | ロール紙で機械上に並べるまではバースターと同じですが、コレーターは更に多才です。点糊・線糊や紙ホッチキス、連続No.、2穴パンチまで入れることが可能です。主に連続伝票に使用します。 |